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 Kentucky Derby Report 1
2006.05.08(Mon)
-------童心に帰る日。
興奮のためか前日はなかなか寝付けず、最後に時計を確認したのは4:00am。朝はベッドサイドで目覚ましが轟音を立てているのにも動じず、まるで起きなかった。そんな僕の眠りを破ったのは、布団を強引に引きはがし「朝ご飯行く!」と大声で怒鳴っているユウだった。
ドーナツとCoffeeで軽く朝食を済ませ、支度をする。競馬の時は軽装に限る。Racing Formとペン、カメラの最低限の装備だ。10:00am、着替えやら化粧やらに珍しく?時間をかけているユウを尻目に、「取りあえず玄関に行ってバスの様子を見て来る」と足早に部屋を後にした。
待つこと25分。隣のホテルの前に1台のBusが停車している。(まさかあれじゃないだろう)と思ったが、どうも競馬に行く風の紳士や貴婦人、観光客らが乗り込んでいく。僕が(あれは違う)と思った理由↓

そこに停まっていたのは、真黄色な車体がどこか滑稽で懐かしい1台のSchool Busだったのだ。取りあえず乗り場に向かい、「Go to Derby?」と尋ねるとドライバーが「Yeah!」と頷いた。焦ってユウを呼び、$10を払ってBusに乗り込んだ。最後の客が乗った所で、Busは発進した。
車内では、すぐに歌がはじまった。乗客の1人が音頭を取り、Sweet VirginiやOB-LA-DI, OB-LA-DAをみんなで大合唱。まるで遠足だ。「Sinister Minister,Yes!」「Bluegrass Cat,baby!」「Barbaro is good!!」など、自分が応援する馬の名前を叫び合っている連中もいる。僕とユウは心地よい五月の風を受けつつ、窓を流れる景色をぼんやりと眺めていた。あっと言う間に、Churchill Downsに着いた。
道中思ったのは、School Busで迎えに来たと言うのは、アメリカ風のユーモラスなサービスなのではないか、ということである。乗客はみんなではしゃぎ、歌を合唱し、知らない者同士も笑顔で語り合っている。本当に子供のようだった。アメリカにとってKenturcky Derbyとは「童心に帰る日」なのだ。だからお出迎えもSchool Busで、一層雰囲気を出そうということなのだろう。
そんなことを考えているとちょっと温かい気持ちになり、自然に笑みがこぼれたのだった。

-------6:00pmのMy Old Kentucky Home。
9レースが終わると、いよいよ場内に人が密集しはじめた。10レースまではたっぷり1時間以上の間があった。せめてパドックで馬やジョッキーの写真を撮ろうとする客たちが、みんなカメラを高く上げてシャッターを切りまくっていた。数枚の写真を撮ったところで僕らは少し後ろに下がり、少しだけ人気の少ない場所で休憩。立ち通しで痺れた足や腰にしばしの休息を与えた。
6:00pm。レースまであと10分になると、センターの巨大スクリーンがトラックの観客席を映し出した。かすかに耳を澄ますと、歌が聞こえてきた。少しの振動も感じた。いよいよ「My Old Kentucky Home」の大合唱だった。Mint Julepと並んでKentucky Derbyの名物の一つで、僕はこの大合唱も楽しみにしていたのだ。しかしそれはトラック側だけのことで、パドックでは相変わらずシャッター音や酔いどれの会話がうるさかった。
場内にゴミが散乱していたことについてはすでに触れたが、今回のKentucky Derbyではこの一代イベントの「陽と陰」を見せられた気がする。レースそっちのけで騒いでいる集団。飲んでは捨て、吸っては捨てを繰り返す若者たち。人目をはばからずイチャイチャしているカップル。ある意味、無法地帯ですらあった。以前にも書いたが、ただ「騒ぐ口実」が欲しかった人たちもいっぱいいたのも事実。それでも「Derby」という看板だけで、全米中から人を集めるのだから、やはりその価値は相当に大きい。こうなると、やはりトラックに行かなかったのが悔やまれる。高額のチケットを手に入れてまでDerbyを見たい、という客たちはどんな様子だったのか? My Old Kentucky Homeを歌いながら、厳粛な気持ちになったのであろうか。扉1枚向こうのChurchill Downsはどんな世界なのだろうか…。
-------僕のDerby予想。
132nd Kentucky Derbyは、発走直前まで1番人気が目まぐるしく入れ替わる大混戦だった。前売り段階でずっと1番人気をキープしてきたBrother Derekも20頭中18番という外よりの枠が嫌われてか、一時は単勝二桁代まで人気を落とした。前日のオークスで最低人気のLemons Foreverが優勝したことで、ダービーでも波乱を期待する人が多かったということか。代わって台頭してきたのは、ダービー2勝を誇るK.デザーモが乗るSweetnorthern-saintと5戦全勝で無敗のダービー制覇を目論むBarbaroであった。
僕は内心、(しめた)と思った。というのは、人気上位を占めるであろうこの2頭の僕の評価は低いものだったからだ。Sweetの方はデビュー戦をのぞいて全て3着以内という安定した成績だが、そのレベルは決して高くないと読んでいた。Barbaroもしかりで、強い西海岸勢と一度も戦っていないことから5戦全勝の価値を低めに査定していたのである。結果的にこの2頭が1、2番人気に落ち着いたので、僕はしたり顔で切る事にした。
となるとBrother Derekを本線に…と思ったのだが、どうしても気になる1頭がいた。それが、前走のBlue Grass Sを12馬身もの大差でぶっちぎって来た新星Sinister Ministerである。噂のベイヤー指数(スピードを数値化したもの)は116で、出走馬中ダントツ。枠にも恵まれて、同じ西海岸勢の総大将Brother Derekを喰ってもおかしくない、と思った。以外に人気は伸び悩み、8倍程度の6~7番人気でまさに狙い頃だ。名前が若干気になるが(直訳すれば邪悪な牧師)、映像でしか見た事がないSinister Ministerを本命に決めた。これを1頭軸として前記のBrother Derek、そして以前記事でも書いたJazilをピックアップした。
日本で馬券を買う際、僕がよく使う手が、3連単1頭軸マルチ。今回はそれを久しぶりに使ってみようと思い、あと1頭を選ぶことにした。ダート替わりで6連勝してきたLawyer Ronか。堅実なPoint Determinedか。あるいはSinister Ministerに土をつけたことのあるCause To Believeか。なかなか決めあぐねた。どうせならば予期せぬ伏兵馬を忍び込ませた方がスリリングである。そこで目をつけたのが、実はこちらも3戦無敗でLexingon S(GII)を勝って来たShowing Upだ。キャリア数のなさと相手関係でほとんど人気がなかったが、逆に他の出走馬と対戦したことが一度もないので未知の可能性に賭けてみるもの面白いと思った。考えれば考えるほどに、このShowing Upが来るような錯覚に陥り、結局、最後の1頭はこの馬に決めたのである。

4がSinister、1がJazil、6がShowing Up、18がBrother Derek。

いよいよ準備は整った。あとは発走を待つばかりである。
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// 05:27 // アメリカ競馬-Churchill Downs // Trackback(0) // Comment(0)
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