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 陽はまた昇り、繰り返す。
2006.08.04(Fri)
2.5ユーロの馬券を握りしめ、ついにギリシャ競馬を生観戦。
発走時刻は18時の予定だったが、大幅に遅れていた。そのことに誰も文句を言うわけでもなし、別段騒ぎもない。むしろ馬券に興じているファンたちは、「予想時間が長くなってラッキー」と言わんばかりに馬券売り場に行列を作っていた。
スタンドを背にして左側から、5レースの出走馬が入ってきた。

数字入りのゲートのようなものがあるが、別に各馬好き勝手なゲートを通って本馬場入り。一体何のためなのかは解らない。嫁曰く「レースが終わった馬が順位ごとに入るんじゃない?運動会のかけっこみたいに」言い得て妙だ。ちなみに、写真に写っている馬は尻尾がなかった。緑色のバンテージが巻いてあった。なにか痛々しい。

  
馬場入りの風景は、どこでも似ている。入ったとたんに走り出す馬もいれば、ダクを踏んでゆっくり歩く馬もいる。首を降りながらイヤイヤする馬もいる。僕は返し馬判断というのができないので、どんな状態の馬が好調なのかは判別つかないが、なんとなく馬の個性が出ているようで好きである。
結局、発走は18時20分頃まで押した。ファンも急がなければ、競馬場サイドも急がない。馬がゲートに入りきるまで、のんびり待っているのだ。

帰って写真を拡大してはじめて解ったが、発走時刻がとうに過ぎているのにも関わらず、このダラダラぶり。日本がキッチリしすぎているのか、ギリシャが緩すぎるのか。

特に合図もないまま、いきなりレースがスタートした。スタートの瞬間を取り損ねた。以下、レースの経過をどうぞ。
  
スタート直後から向こう正面。3枚目は早くも最終コーナー。1,400m戦なので、あっという間である。

  
最後の直線からフィニッシュの瞬間。レベルは解らないが、勝った馬は出走馬の中では力が一枚抜けていた印象。一番人気だった。せっかくなので、馬名をアルファベットに変換してみる。THALEIA TERZ。どっちみち読めない。アイルランド産馬だ。やはり本場の馬は強いということだろうか。

馬券は見事に外れた。が、僕は達成感でいっぱいだった。ここまで来れたことが奇跡だった。途中、何度帰ろうと思ったことか。
思い立ったようにギリシャ行きを決め、なんの情報もないままにギリシャに来た。ガイドに載っていた競馬場はすでになく、行き方も解らない場所へと移っていた。さまざまな人の助けを借り、なんとか歩き続けることができた。この日ほど、自分一人のちっぽけさを感じ、また人の温かさを感じたことはない。
冷静に考えてみれば、見ず知らずの土地で地図も持たず、知っている言葉は「ヒポドロモ」だけ。炎天下の中をフラフラ彷徨い歩くなど、滑稽そのものだ。「何をやっているんだろう」と自嘲したくなる。それでも、心のどこかでは(これぞ旅の醍醐味!)と叫んでいる。きっと、根っこの部分で愚か者なのかもしれない。

【後日談】
長かったギリシャ競馬の翌日、マルコプロへの行き方を教えてくれたホテルマンに会った。僕はレーシングプログラムを見せて、「I went ヒポドロモ!Thank you」とお礼をした。そのホテルマン、ちょっと不思議そうな顔をして、「You went ヒポドロモ???」と聞き返す。昨日、そう言ったはずだ。すると、こんなことを言った。以下意訳。
「このホテルにいるひげ面の受付、知っているかい? 彼は毎日競馬場に行ってるんだよ。今日も行くし、明日も行くだろう。ここから車で30分だよ。あっはっは。」
!!!!!!! 何故それを、前日の段階で教えてくれなかったんだい? これもまた旅の醍醐味か。お粗末さまでした。
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// 04:20 // ギリシャ競馬 // Trackback(0) // Comment(0)
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