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 バスパニック。
2006.08.03(Thu)
8月2日、11:00am。
僕らは市内に向けて出発した。ホテルから市内へはバスで45分。1本でアテネ中心のシンタグマ広場まで行けるので、時間はかかるが便利である。シンタグマ駅からメトロに乗って、Markopoulo行きのバスがあるビクトリア駅へ。駅の地図を確認し、教えられたバス停「PEDIO AREOS」を探す。そこからA2というバスへ乗れば、念願のMarkopoulo競馬場だ。いやが上にも僕の鼓動は高まった。10分ほどフラフラしたのち、PEDIO AREOS駅を発見。バスを確認すると、A2というバスがないのである。バス停のルートマップを見ても、Markopouloという表記はない。何故? どうして? バス停で待っている人に「PEDIO AREOS?」と聞くが、「Yes」と言うこと。確かにここがPEDIO AREOSに間違いない。しかし、肝心のバスがないのだ。近くのバス停まで歩いて、調べてみるが同じくMarkopoulo行きのバスはない。ウィーンの悪夢が脳裏をよぎった。
結局、バス停付近で1時間ほど彷徨うはめになった。暑い中、嫁を連れ回すが気の毒になり、近くの喫茶店で待機させることにした。再び一人でバス停付近をうろつく。すると、一人の老紳士が声をかけてきた。
「どこへ行きたいんだ?(英語)」
地図を見せながら「Markopoulo」だと答える。すると、手振りまじりで、「そこにバスオフィスがあるから聞いてみろ」という。そのバスオフィスの存在は気づいていたが、見た感じで長距離観光用のバスだった。停留しているバスも、市内を網羅しているバスとは違い豪華な造りだった。あれは違うだろうと敬遠していたのだが、もはや藁にもすがりたい気持ちで、そのオフィスを訪ねた。
「I want to go to Markopoulo」
すると、すぐ目の前に止まっているバスを指して、「それだよ」と言われた。
????
状況がよく飲み込めない。しかし、地図を見せて再度聞いても「Yes.」の返事。どうやら、本当にその観光バスがMarkopoulo行きのようだった。嫁が待つ喫茶店に戻り、バスが解ったことを伝える。喜ぶ嫁。しかし、僕の中には一つの疑問があった。
「行くのはいいが、帰って来れるのか」
明らかに市内のローカルバスよりも本数が少なかった。どんな場所に降りるのかも解らないし、バス運賃も不明だった。オフィスで「How much?」と訪ねたが、「In the Bus」と言われた。確実に、0.5ユーロの通常バスチケットでは乗れそうにない。
だが、そのバス以外に取る道はない。(なるがままよ)と、バスに乗り込んだ。
貰ったマップによれば、3駅目がMarkopouloである。だいたい20分くらいかなぁと踏んでいた。それならば何十ユーロも取られることはあるまいと思った。しばらく走ると、バスの添乗員が回って来た。チケットを手にしながら、「どこまで行くんだい?」と聞いて来た。「Markopoulo」と答える。チケットは、1人2.1ユーロだった。ほっと胸を撫で下ろした。バスは、予想外の路地を走っていた。
「大丈夫かねぇ」と嫁に耳打ちする。「さっき、横の人もMarkopouloに行くって言っていたから平気だと思うけど」と嫁。それは僕も聞いていたが、明らかにその客は競馬に行く風体ではない。
窓を流れる景色が、次第に変わって行った。見渡す限り山ばかり。すでに30分は走り続けている。
  
どこに連れていかれるのか。競馬場に近づいているだろうという期待より、どうなるのかという不安の方が大きかった。
結局、1時間ほどバスに揺られ続けた。バスのアナウンスが、「Markopoulo~Markopoulo~」と告げた。添乗員にも「Markopouloだよ」と促され、バスを降りた。愕然とした。
そこは、なんにもないただの路地だったのである。
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// 22:32 // ギリシャ競馬 // Trackback(0) // Comment(0)
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