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 ウィーン競馬今昔物語。
2006.07.15(Sat)
ハンガリーのトロット競馬場にしてもそうだが、中欧~東欧にかけての競馬には、「経営不振」という重く、暗い翳がさしている。
オーストリア競馬が旺盛を誇ったのは19世紀後半、まだオーストリア=ハンガリー帝国だった時代である。ハンガリー競馬の象徴がキンツェムだとすれば、オーストリア競馬の象徴はキシュベールだろう。1876年のエプソムダービーを勝ち、当時のヨーロッパ最大のレース、パリ大賞典も制した。これはオーストリア=ハンガリー帝国建国からわずか十年の快挙であった。
20世紀初頭の世界の競馬を、イギリス、フランスとともに牽引することになったオーストリア(オーストリア=ハンガリー帝国)だが、第一次世界大戦勃発により暗転。大幅な領土縮小やハンガリー、チェコスロバキアの独立、さらには第二次世界大戦で追い打ちをかけられて、オーストリアは築いた競馬の基盤をすべて失ってしまったのである。
その後、何とか復興したものの、先に述べた通りにサラブレッド競馬場はフロイデナウ唯一つ。残りはトロット専用の競馬場であった。そして、その唯一のフロイデナウ競馬場も閉鎖した。
それを知ったのは、こちらに来てからである。売り上げこそなかったが、それなりに地元民に愛された競馬場だったそうだが、これも時代の流れなのだろう。
その後、宙ぶらりんになったオーストリア(ウィーン)の競馬だが、2005年、復興の目処を掴むことになる。

Race+Cacino=Racino
オーストリア競馬の足長おじさんとなったのは、アメリカの「マグナエンターテインメント社」である。創設者だか会長だかがオーストリア人らしいが、記憶違いかもしれない。ともかく突然彗星の如く現れて、オーストリアに巨大競馬場を建設したのである。ただ普通の競馬場との違いは、カジノが併設(というか複合エンタテインメント施設内に競馬場やカジノがある)されている点だろう。
アクセス方法を調べたところ、どうやらウィーンを南方面に結構走るようである。Ebreichsdorf(エブライヒスドルフ)という駅が最寄り。田園風景が広がり、その中に場違いな白亜の宮殿が現れる。それがMagna racino競馬場である。


ご想像の通り、RacinoとはRaceとCacinoの合成語。その他、レストランや劇場もあるまさに一大エンタテインメント施設になっている。当然客層も馬券オヤジではなく、カップル、ファミリーが多い模様。イメージとしては、地元ネタで申し訳ないが、静岡県清水にある「エスパルスドリームプラザ」みたいな感じだろうか。
競馬にこだわって話を進めれば、1日のレースでギャロップとトロットを同時に開催しているようだ。ホームページで次開催を見ると、以下の様な感じになっていた。

黒い影のアイコンがレースの種類。1、4、6レースにギャロップ、その他にトロットのレースが組まれている。時間もかなり遅い。さらに、またまた幸か不幸か20:35からはじまる第6レースを見ていただきたい。レベルは一切解らないが、一応“Austrian oaks”である(何故かGr2になっているが)。賞金(だと思う)もこのレースだけ桁が違う。そして、出走馬は以下の通り。

無論知っている馬はいない。戦績も解らない。どうやって予想すればいいんだ?
ともかく、行ってみないことには何も解らない。場所もおおよそ検討がついた。明日、出撃する。時間がないが、面白いレポートをあげたいと思う。


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// 05:07 // オーストリア競馬 // Trackback(0) // Comment(3)
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コメント
 
オークスが今週でよかったですね。
これで来週のドイツダービーに間に合えば言うこと無しだったのですが、やはりそう全て上手くいくというわけにはいかないですね。

ところでフロイデナウ競馬場は閉鎖されていしたか。
でもこの公式HPに2006.9.17に"Peis der Stadt Wien"(ステューテン賞)とⅡ.Freudenauer Schleppjagd(jagd=ジャンプ)を行うようなニュースが載ってましたが。(ドイツ語なのでハッキリとは分かりませんが)
   ↓
http://www.oerv-freudenau.at/

(「DIE RENNEN」(Rennenは「競走」という意味のようです。DIEは文字通り「大?」)をクリックすると左上に。Newsが出てきます。)

更に右下のGolloprennnenをクリックし、Rennresultateをクリックすると3年分の結果が見れます。
それによると2004は5月1日、15日、31日にウイーン三冠が行われていました。
15日のダービートライアルではナントに日本ボーイが3着に来ています。
また31日のダービーを勝ったのはその後オイロパ賞3着しドイツのセントレジャーやGⅠのポカルも勝ってインターナショナルホースになったダルサラムでした。
昨年は5月5日と9月24日、今年も6月24日に競馬があったようなので、細々とですが一応競馬は続けているような感じですが。
// 2006.07.15 // 20:02 // URL // pom // edit //
 
P.S. 1
 海外ではクラシックでもGⅠ出ないのは珍しくないですよ。
 英仏愛はさすがに全てGⅠですが、やや格下の独伊では次のとおりです。
 
      千ギニー   二千ギニー   オークス   ダービー   St.レジャー  

ドイツ   GⅡ      GⅡ      GⅠ     GⅠ     GⅢ 
                   ('01にGⅡから昇格) (昨年GⅢから降格)

イタリア  GⅡ      GⅡ       GⅠ    GⅠ     LR
           ('81~'87はGⅠ)            ('96にGⅢから降格)

 中欧5カ国では統一したグレードをつけていますがクラシックでGⅠなのは
 ハンガリー、オースオリア、ポーランドのダービーくらいです。

P.S. 2
 ファリロン競馬場はつ潰れたのではなくオリンピックに向けてマルコポーロ
 競馬場にリニューアルしたといった感じのようです。   
// 2006.07.15 // 20:47 // URL // pom // edit //
 
>pomさん
フロイデナウに関して。
HPを見てみましたが、確かに2006年度に開催されておりますね。ここではないHP(多分フロイデナウ競馬場のHPだと思うのですが)はすでにリンクが切れていました。あと、教えていただいたHPの観戦記も「フロイデナウは閉鎖される」と書いてありましたね。
フロイデナウの扱いがオーストリアにおいてどのようになっているのか分かりかねますが、完璧に死んだわけではないということなのでしょう。年に数回だけの開催なんてまるでロイヤルアスコットみたいです。

各国のグレード情報、ありがとうございます。こちら、特に東欧諸国ではグレードがあっても僕にはレベルが判断つきかねるので、同じなのですがw

ファロリン競馬場=マルコポーロ競馬場。
これは少しギリシャ競馬に光が見える情報です。ありがとうございます。
// 2006.07.16 // 06:47 // URL // タカアキ // edit //
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