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 ハンガリー競馬(斜陽)
2006.06.29(Thu)
滞在中のホステルの最寄り駅からわずかふたつ先の「ケレティ・パーヤウドゥヴァル駅」。そこから歩いて5分のところに、ハンガリーの競馬場のひとつ、「ユージュテペラヤ・トロット競馬場」はある。
この駅はすぐ向かいに国際列車の駅がある。繁華街という感じではないが、人が多く、駅前広場では老紳士たちがチェスに興じていた。この様子はNYでも見た。道ばたで普通にチェスをしている人たち。日本ならば将棋か囲碁ということになるだろうが、道ばたでやっている人を見た事はない。
話が逸れたが、このユージュテペヤラ・トロット競馬場はガイドによると水曜開催。今日が水曜日だったこと、部屋に籠っていても不健康だし暑いだけなので、なんの追加情報もないままに行ってみることにした。ナイター競馬ということだったので、出発は17:00pm。それでもまだ陽は高く、外に出れば立っているだけで汗が吹き出てきた。無理してジーンズを履いてきたのは失敗だった。
最寄りのアストリア駅からハンガリー初の地下鉄に乗る。券売機は当然ハンガリー語(マジャル語)だったが、English翻訳ボタンがあったので、何とかキップ購入に成功。ホームに向かう。約10分後、目的地に到着。しばし地図と格闘したのち、競馬場がある方向へ歩き始める。
実はユージュテペラヤ・トロット競馬場のすぐ裏手(という表現でいいのかどうか)には、市営のケレペシ墓地がある。ガイドでも触れているが、国際列車の駅前に堂々墓地があるとうのは滑稽。長い外壁に囲まれており、中は見えなかった。
 
これが国際列車の駅、「東駅」。この通りが二つの競馬場に通じている「ケレペシ通り」である。

競馬場があるケレペシ通りをテクテクと5、6分歩く。様子がどうもおかしい。まず人がいない。今までの経験から、競馬場への道というのはたいてい、競馬新聞を持った親父が歩いているものだ。親父どころか、人通りすらない。(はて、開催していないのかな)と嫌な予感が走る。すぐ横では、車が排気ガスと砂塵をまき散らしていた。取りあえず、競馬場入り口を探す。
!!!!!
非開催日どころの騒ぎではなかった。なんと、閉鎖されていたのである。以下、その様子である。
 
ボロボロの外壁。割れ放題のガラス窓。まさに廃墟そのもの。壁に貼られたスポンサーらしきフラッグが、寂しさを倍増させる。

 
入場口だと思われる跡。壁の落書きが荒廃ぶりを冗長させる。右はその受付の中。カメラを突っ込んで撮った。ゴミの山。

 
スタンドへと続く階段。まさに解体工事真っ最中という感じか。階段越しに見える重機が何とも切ない。

  
塀によじ上り、トラックを撮影。すでにダートコースは掘り返されており、見る影もない。中央の写真の左端に見えるのがスタンド跡。かつてはあそこで多くの競馬ファンがトロットレースを観戦したのだろう。

帰ってから、いつ閉鎖されたのかを調べてみた。ハンガリー競馬協会のサイトも読めないながらに目を通してみたが、やはり解読不可。結局、どういう経緯があって、いつなくなったのかは解らなかった。ただ、ハンガリー競馬を観戦した人の記事を見つけ、それによると2005年の9月の時点でユージュテペラヤ・トロット競馬場は閉鎖されていたそうだ(Googleで「ハンガリー競馬」を検索するとすぐ見つかる)。あえて情報を持たずに行った事が裏目には出たが、こうした事実に出会うのも、この旅の意義でもあり、醍醐味でもある。知らなかったからこそ、見て受けた衝撃は大きかったし、考えさせられることがある。
日本でも地方競馬の廃止が相次いでいる。それほど地方競馬に行かない(仕事をしていた時は平日なので行けなかった)僕にはどこか「対岸の火事」のように思っていた。しかし、現実に“取り壊されている”競馬場を目の当たりにすると、いち競馬ファンとして寂しさや、やるせなさがこみ上げてきた。行かないから関係ないでは、それこそ寂しすぎる。
僕にできることはちっぽけだ。せいぜい競馬に興じて馬券を買い、こうして好き勝手なことを書くくらいか。「反対反対」と叫ぶのはどうも好きではないので、なにか「自分らしさ」を交えて伝えていけたら、と思う。その方法はまだ見つからない。

7月2日にもう一つの競馬場、キンツェム競馬場で開催がある。これはHPを無理矢理解読して得た情報。隣接した2つの競馬場の明と暗。どうやらそこに、僕が書きたいハンガリー競馬がありそうな気がする。
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// 07:22 // ハンガリー競馬 // Trackback(0) // Comment(2)
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コメント
 
 元気でやっているようだね。気がつけばハンガリーっすか。
ケイバガボンドとはよく言ったもんで、確かにそのとうりやね・・・。大したもんです(いろんな意味で)。ひと通り読ませて頂ましたが、競馬を知らない俺にとって日本以外の「競馬」とい言われても、いまいちピンと来るものが無いです(日本の文化だと思ってました)。
 ただなんとなく思ったけど、サッカーやバスケなんかの球技は見た目の派手さがゆえに、ずぶのシローとでもその魅力を感じやすいから「入りやすい」んだろーね。でも実は競馬だってそんな球技に負けない位のドラマ・魅力・理屈がきっとあるんだろーね。これだけ世界中に在って、しかも、どこの馬の骨ともわからんあんたのブログが3000回も開かれてるんだもん、それは確かだよ。
 今も日本では某アイドルが競馬のCMやってるけど、そんな方向じゃなく、競馬の本当のドラマ・本当の魅力を世に知らしめて欲しいものだと感じます。競馬が世界を変えるかも!?なんちゃって。
 体には気おつけて。また暇ができたら書き込みます。
// 2006.06.29 // 18:21 // URL // まおまお // edit //
 
ほんとやっと書き込みしてきましたな。
気がつけばハンガリー。町で飛び交う言葉が英語からマジャル語(ハンガリーの公用語)に変わり、理解不可にさらに拍車がかかったね。文字も読めんし、ミルクと飲むヨーグルトを間違えて買い、気付かずに珈琲に入れる失態もやらかしたし。
競馬がサッカーや野球やバスケと違うこと。それは多分「自分でプレーできないこと」が大きいと思う。好きな馬ってのはファンなら誰でも一頭くらいいるだろうけど、ではその馬に「憧れるか?」というとそれって変な感じでしょ?馬に憧れるってどういう状況か分からないし。早く走りたい?それならオリンピックの短距離メダリストとかに憧れるだろうって、ね。
俺が好きな作家は、「人生は競馬の揶揄だ」と言っている。例えば子供の頃からよく出来て、一流大学一流会社へと進むヤツは「逃げ馬」を買う傾向にある。好スタートを決めてあとは逃げまくる。逆に出が悪い(言い方が悪いが)ヤツ(俺とかお前とかw)は「追い込み馬」。出遅れたなら、最後に追い込むしかない。ってな感じで。
ま、それほど単純に区分はできないが、こういう感覚って逆にサッカーやバスケにはないのかのなぁと。背が高ければセンターやるしかないってわけじゃないしね。
本当の競馬の魅力・・・俺自身もそれを模索している最中だなぁ。ブログ見たなら分かるだろうが、街中あげてのお祭り競馬もあれば、ここハンガリーの工事すら途中で投げ出されたままの廃墟競馬場もある。どちらがいいなど安易なことを言及する気は毛頭ないが、考える余地はあると思う。専門分析は専門家に任せればいいわけだし、では俺が何のために仕事も部屋も貯金も捨てて、こんな旅しているのかってこと。結局は自分の目で見て、足で歩いて、肌で感じて、自分の言葉で表してみたいってことなんだろうなぁ。その結果どうなるかは分からんが、結果はその時になって考えればいいんじゃないか。考えても分からないなら、行っちゃえ、やっちゃえ、みたいなノリですから、俺。
ま、体にガタがこない程度に、残りの旅を遂行しますよ。

あと、「どこの馬の骨とも・・・・」って一言多いっつうの!(笑)
// 2006.06.29 // 23:54 // URL // タカアキ // edit //
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