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 英国競馬総括。
2006.06.24(Sat)
と言っても、たった1日しか体験できなったので、ちょっとした感想文になってしまいます。
入場時のドレスコードにまつわる顛末は前回のエントリーに譲るとして、今回はこの日(6/21)のメインレース、The Prince of Wales's Stakesのレビューなどを。
出走馬はちょっと寂しい7頭立て。しかし、そのメンツたるやまさに中距離世界一決定戦に相応しい馬が揃った。
1. Ace (IRE) /K.Fallon
2. Corre Caminos (FR) /T.Jarnet
3. David Junior (USA) / Jamie Spencer
4. Electrocutionis (USA) /L.Dettori
5. Manduro (GER) /C.Soumillon
6. Notnowcato /M.J.Kinane
7. Ouija Board /O.Pesloer

まずは、芝ダ兼用のスーパーホース、ドバイWCを勝ったElectocutionist。ゼンノロブロイの海外GIの野望を打ち砕いたあの馬。さらにドバイWCではカネヒキリを軽く捻った、まさに今世界一にもっとも近い馬である。対するはセレクトSから英チャンピオンS、ドバイデューティーフリーと一気にブレイクしたDavid Junior。オッズは最終的にDavid Juniorが1番人気になったが、Electocutionistも差の無い2番人気。そしてJCにも参戦し、世界中の競馬場を点線する豪牝Ouija Boardが3番人気につけた。ちなみに鞍上は日本の秋の風物詩、オリビエ・ペリエである。
実は前日の段階で、本命をOuija Boardに考えていた。JCでも買ったし、戦い続ける戦士然とした姿が好きだった。しかし当日は、すでに書いた通りに社交界に迷い込んだ無法者だった僕。もの凄い人ごみの中、券売機に並ぶ度胸がなく結局馬券は買わないことにした。お金もかすかすだったし。

これはPOWSのパドックの模様。お馴染みロイヤルブルーの勝負服に身を包んだDettori騎手の背中を激写。前を歩く赤い勝負服はCorre Caminosに乗るT.Jarnet騎手。

僕は早々にレースを1m先で見る事ができる砂かぶり席(ただの柵越しだが)を確保する。各馬がぞろぞろと入場してきた。

日本馬にとって高い壁となったElectocutionist。今日はどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。


3:50pm、いよいよゲートが開いた。各馬出遅れもなく、キレイなスタート。と言っても、欧州の競馬の特徴のひとつに、スタートのいい加減さがあげられる。というのは、アメリカではスタート前には場内が一瞬シーンっと静まり返り、スタートの瞬間を見守る雰囲気があった。しかし、この日はゲートに入る各馬の映像がビジョンに流されているにも関わらず、それを見ている人はほぼいない。それどころか、いざスタートしても大半が周りの人間との歓談に夢中になっている始末。僕は歓談する相手がなかったので、一人ビジョンにジッとかぶりついてたが。

内枠を利してファロン騎乗のAceが一瞬端を叩くに見えたが、すぐにElectocutionistが先頭に立つ。ここでもアメリカとのスタイルの違い。スタートからガンガン飛ばして行くアメリカ競馬に対して、欧州は実にのらりくらり進む。淡々と言えばいいのか。直線までみな一丸で進むので、まるで競輪のようである。
コースは自然をそのまま使っているだけあって、とにかく広い。向こう正面など一切見えず、レースがどのように展開しているのかもほとんど解らない。それでも、最終コーナー付近に差し掛かると、今まで興味を示さなかった観客たちが、にわかに騒ぎだす。

各馬が最終コーナーを回ってきた。まだElectocutionistが粘っている。僕は(手応えよくないのか?)と思った。グッと突き放すようなそぶりもなく、後ろで脚を溜めていた馬たちの馬群に消えそうになった。(飲み込まれた!)と思った。が、そこからElectocutionistの本領発揮。二の足を使って、再び差し替えしてきたのである。

Electocutionistが2段階逃げ切りを決めるかと思われた瞬間、大外を回って黒い勝負服が突っ込んできた。(ペリエだ!)日本で何度となく見せてきた豪快な追いっぷりで、Ouija BoardとともにElectocutionistを一完歩ずつ追いつめる。そして、ゴール寸前のところ交わしたのである。

まさかアスコットまで来てペリエ・マジックを見ることになるとは思わなかった。いやマジックなどと言ってはOuija Boardに失礼か。これだけの男馬相手にあの勝ちっぷり。馬券は買っていなかったが、充分にお腹いっぱいだった。1番人気に押されたDavid Juniorは4着。
1st Ouija Board/O.Peslier
2nd Electocutionist/L.Dettori
3rd Manduro/C.Soumillon
4th David Junior/Jamie Spencer


まさに世界標準を感じさせるレースだった。負けたとはいえ、道中ずっとマークされる位置でレースをしながら、最後差し替えす勢いすら見せたElectocutionistは流石だった。David Juniorはごちゃついたとこにいたのか、確認できなかった。それにしてもOuija Board恐るべし、ペリエ恐るべし。

反省と痛感。
はっきり言って、今回のロイヤル・アスコット観戦は失敗だらけだった。アメリカ滞在2ヶ月に対してロンドンは2週間。英国競馬をゼロから組み立てるにはいささか時間と知識が不足しすぎていた。常に財布を気にしながら故に、べらぼうに物価の高いロンドンを毎日出歩くこともできず、結局馬券も買えず、ただアスコット競馬場でウロウロするだけにとどまってしまった。
明日には英国を発つので、英国でリベンジとは行かないが、これから行く欧州各地ではなんとかもっと充実した競馬をしたいと思います。欧州ではほとんどブックメーカーで馬券が買えるので、「場外」競馬に関してもまだまだ挽回するチャンスはあるはず。ま、期待と不安は半々ですが。
痛感したのは欧州競馬の骨太さ。レースを至近距離から見たと言うことを差し引いても、日本であれだけ迫力あるレースを見た記憶はない。問題はどう見えるかというよりも、どう造るかということか。
もしかりに、あの中に小柄なディープインパクトが走ったのならば…と、そこから先は実際に凱旋門を走ってもらって語るとしよう。
ロイヤル・アスコット開催自体が極めて特殊な開催なので、また普通の時に来たら違うだろうが、とにかく一般席の居心地は最悪。それは僕が勘違いで迷い込んでしまったということが大因だが、生きた心地がしなかったのは事実。まさに貴族社会の断片を見た気がした。次にアスコットに行くときは、ヒラ開催の大衆席に行きたい。(ロンドンに行く事があればだが)

次は今回の旅でもっとも行きたいと思っていたハンガリー。一転して競馬後進国で、競馬場は本当に閑散として長閑だという。喧噪にまぎれたロンドンの疲れをハンガリー名物の温泉で癒すとともに、また新しい競馬と驚きに遭遇したいと思う。
ascot-tate.jpg
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// 08:31 // イギリス競馬 // Trackback(0) // Comment(7)
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コメント
 
レース写真ありがとうございます(嬉)引き続き、よい旅を!
// 2006.06.25 // 03:05 // URL // Smarty // edit //
 
Ouija Board陣営は、大一番でキャリア最高のレースを見せてくれたことに大喜びです。
キングジョージには行かないとのこと。
ブリーダーズカップのタイトルを奪回するのが最大目標のようです。

Electrocutionistは万全じゃなかったのに強いレースを見せたので評価が上がり、キングジョージのオッズで2番人気になりました。

Soviet Song(この日の第2レースの勝ち馬)とOuija Boardはファンが多いようで、周りが盛り上がりまくりでした。
// 2006.06.25 // 19:07 // URL // p4p. // edit //
 
p4pさんも、写真&現地情報ありがとうございます!Hurricane Runが敗れた今、益々キングジョージに出して欲しいですね~・・
// 2006.06.26 // 00:05 // URL // Smarty // edit //
 
>Smartyさん
コメントありがとうございます。デジカメで撮ったショボショボ写真ですが、喜んでいただけたようで幸いです。あ、遅ればせながら、新(と言っていいでしょうか?)ブログ、TOKYO発!アメリカ競馬便りがスタートしたようで。楽しみにしてます。
旅はいよいよハンガリーです。情報ほぼゼロ(それは相変わらずですが)、名馬キンツェムの競馬場です。気長にお待ちくださいね。
// 2006.06.27 // 03:21 // URL // タカアキ // edit //
 
>p4p.さん
Ouija Board、Soviet Songはともに牝馬という所も、人気の秘密なんでしょう。日本でも強い牝馬(といっても武が乗っている馬ばかりですが)は人気すごいですし、ね。エアグル、ファインモ、エアメサイアなどなど。しかし、世界の名牝は牡馬相手に最高峰の舞台で勝ち切るわけですから、その桁も違うでしょうが。ほんの目の前をOuija Boardが走ったというだけで、アスコットへ行った甲斐があったと改めて実感しております。
// 2006.06.27 // 04:03 // URL // タカアキ // edit //
 
ありがとうございます&ハンガリー情報、面白いですね~!私もキンツェムは大好きです。引き続き、楽しみにしています。
// 2006.06.27 // 23:48 // URL // Smarty // edit //
 
>Smartyさん
しっかし、ハンガリー語は解読不能でして、生活レベルで苦戦しています。
ハンガリーの競馬場にはキンツェムの銅像があるようなので、それも写真アップできたらと考えております。
// 2006.06.28 // 09:14 // URL // タカアキ // edit //
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