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 The Origin of the Hoese Racing.
2006.06.17(Sat)
ロンドン滞在4日目。
曇りが多いロンドンには珍しく今日は朝から晴天。風こそ冷たいが、まさに競馬日和な空である。
今回のロンドン滞在、惜しむらくはエプソム・ダービー観戦とはいかなかった。かわりと言っては失礼だが、アスコット競馬場の“もっともHOTな4日間”ロイヤル・アスコット開催には間に合った。
イギリスは競馬発祥の地である。最初に競馬が開催されたのは、伝聞によると12世紀、場所はエプソムの野であった、と言われる。正式な記録が残っているのは1377年で、その際は多くの観客が訪れた。ここから世界中の近代競馬がスタートし、以後発展していった。スタッドブック(血統登録所)、ジョッキークラブ、クラシックレース、すべてイギリスが開拓者となって押し進めたものである。
イギリスで競馬が発展した要因は、なによりもこの国に人間の特性とマッチしたことに尽きる。歴代英国王室のキング、クイーンは深く競馬と関わりを持って来たし、スポーツとギャンブル好きの国民性もまた競馬隆盛の一端を担った。
今回訪れる予定のアスコットは、まさにその英国王室の競馬場である。ロンドンに西36マイルに位置するこの競馬場は、1711年、時の女王アンが造った。コースは、もともとデルタ地帯であった地を自然のままに利用しているため、おむすび型。コーナーが3つで右回りである。アスコットのゴールドカップ(20Furlongs)、キングジョージVI&クイーンエリザベスSといった古馬最高峰のレースの舞台になっている。(ロンドン最大の目的はその4,000mを超えるゴールドカップである)

英国王室が出て来たので、そのエピソードを少々。競馬と深く関わって来た英国王室の歴代キング&クイーンだが、中でもっとも熱狂的だったのはエドワード7世(在位1901-1910)である。

3度のダービーウィナーになった豪運の持ち主だが、その内の1頭は実は日本に非常に関わりがある。
時は1909年、第130回のエプソム・ダービー。すでに2度、ダービーを勝っていたエドワード7世であったが、その2頭ともにプリンスオブウェールズの服色だった。栄光の“キング”の服色でダービーを獲りたい、エドワード7世の執念は相当であったに違いない。そんな折に現れたのが、ミノルである。日本風の響きから解る様に、この名は当時の英国王室とかかわりがあった藤井実氏の名からとられたという。そしてこのミノルは、史上唯一キングの服色で走り、ダービーを勝った。嬉々としてミノルの口取りに現れたエドワード7世だったが、この時、興奮した大観衆があっという間にキングとミノルを取り囲んでしまった。ともすれば非常事態にすら発展するこの状況。しかし、当のキングは大観衆に触られようと押されようとおかまいなしに、みなに握手して周り、並ぶ人がいなくなるまで握手を続けたと言う。まさに、古き良き時代の風景である。
また、現在のエリザベス女王も大の競馬好きで知られている。ダービー馬のオーナーにこそなっていないが、2度の全英リーディングオーナーにも輝いているし、ダービー以外のクラシックレースには勝っている。そして何よりも、競馬好きがこうじて自分でレースをしてしまったという逸話まである。1964年、アスコット競馬場の1マイル6頭立て。女王は自らの服色で走ったそうだ。そうだ、というのは当然ながらこのレースは完全非公開。一般人はおろか、マスコミすら完全シャットアウトだった。果たして、接待ゴルフならぬ「接待競馬」なるものがあるのかどうかは知らないが、結果は永遠に謎なのである。(以上東邦出版編『海外競馬に行こう!』参照)

Natural born Courses.
イギリスには現在59の競馬場がある。馬場は芝がメインだが、そのほとんどが雑草で粗くて深い。そして直線やコーナーには急勾配の坂がある。大自然をふんだんに使用しているため、マイルを直線で確保できる競馬場も多く、ニューマーケットの2000ギニーやタイキシャトルが勝ったジャックルマロワ賞などは直線1600mで行われる。
適材適所ということなのか、馬もやはり強固な体躯を持ち、パワー型が多い。レースは力が物をいい、タイムはさほど問題ではない。欧州馬が日本のJCであまり成績がよくないは、最初の馬作りからして目標が違うからである(無論血統もあるが)。
一方、広大なコースに比べてスタンドエリアは狭く、古くて小さい場合が多い。主催者の経営事情があるという。ブックメーカーが主流のイギリスでは、馬券売り上げのうち主催者の取り分は10%ほど。それでは火の車も当然か。
開催は平地レースが基本的に4月~10月、障害レースが10月半ば~3月というローテーション。レースはすべて午後からで、盛夏シーズンは夜の9時ころまでレースがあることも。こちらに来て思うが、イギリスの夜は長い。というか明るい。どうやらライトをつけてやるナイター競馬というわけでもなさそうである。電気まで自然の力を使うとエコロジーっぷり。英国競馬、奥深し。

Silver Ring.
指輪ではない。英国競馬場の大衆席の名称である。格安の15£。ちなみに、僕が入る予定はさらに格下の7£の席。席と言っても、シートがあるかどうかはわからない。
イギリスは厳然とした階級社会。競馬自体が貴族のお遊びがルーツなのだから、もとはといえば上流階級、特権階級の人間のものといっても過言ではないだろう。そんなインテリジェンスな一部の人間が英国人のイメージを著しく悪くさせている。(高慢、気取り屋…)
だが、競馬場にいる人間はみな陽気でやさしく、東洋人だろうが何だろうが快く接してくれるという(金持ちは除く)。いわゆる一般大衆には、名誉も出世も別世界のものだから(それはそれで寂しいが)。人生をのんびり、楽しく生きるというのが、大半のイギリス人のライフスタイルなのだそうだ。まるで僕のようではないか。仲良くなれるだろうか(って英語が喋れないっけ)。
いまいるホステルでの出来事をひとつ。ここには地下室があり、プールバーやステレオなどがあり、現在も文章をそこで書いている。客だけでなく、スタッフも利用するのだが、そのスタッフが来て、戻ると地下室の電気を消していきやがる。俺がまだいるにもかかわらず、だ。一度なら偶然と片付けられるが、ついさっきも同じことをやりやがった。スタッフが英国人かどうかは知らんが、もしわざとやってるなら、次は言うよ、俺。別に俺は紳士でもなければ、知識人でもない。差別もするだろう。が、客として最低限の権利は主張しますよ。
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