スポンサーサイト
--.--.--(--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
// --:-- // スポンサー広告
 競馬新聞を解読する試み。
2006.04.23(Sun)

サンタアニタ競馬場1レースをサンプルに、“PASADENA STAR-NEWS”を紹介したいと思う。安新聞のため(イメージとしてはスポーツ新聞の競馬欄の超縮小版)、非常にチープで分かりづらい。
まずは、レースの概要を見て驚いた。写真上段に注目。

3710---2 Furlongs~(省略)----日本語風に言えば2ハロン、わずか400mのレースだった。さらに読み解くと、Maidenとある。これはいわゆる未出走、未勝利の意(多分…)。次いで2-years-old!!驚くべきことに、すでに2歳戦が始まっているのである。アメリカでは、日本や欧州と違って、何億もする高額馬も早く仕上がればドンドン出走させる気質。早熟馬に対する評価も高いという。それにしても、まさか4月に2歳戦をやることになるとは思ってもみなかった。続く「Cal-breds」はこれまた推測だが、Cal(California)-breds(育ち)で、カリフォルニア産だと思われる。日本の九州産限定戦のような位置づけか。そして賞金が$36,000。ここまでが、取りあえずレースの概要である。
さて馬柱の考察に入る。一番左の「Index」がなんであるかは分からない。上記2頭だけに(3622)と記されていることから見ると、多分この2頭は未勝利馬。レースからはじき出される何らかの数値だと思われる。続いてはそのまま馬名とジョッキー名。どうでもよいが、「,」で区切るな。判別しづらくてしようがない。「Wt」も不明。ゲーム、ウイニングポストで欧米馬に表示されるなんかの数字(強いと高くなる)なのだろうか。もっか鋭意調査したい。
そして「Post」は馬番であるわけだが、ここまで来て馬番順に並んでいないことに気づいた。視線を表の一番右に持っていくとOddsがあるが、それを見て納得。なんと、Ossd順に並んでいるのである。親切というか大きなお世話というか。(ちなみにこのOddsは、予想屋がつけた、まさに「予想オッズ」なわけで、もう一人の予想屋の馬柱はまた別の順番で馬名が並んでいる)。一つ戻って「Comment」は短評かなにかだろう。競馬場では訳す時間がなかったが、時間もあるしせっかくだから1レースの分を訳してみた。電子辞書片手の難作業。専門用語も分からないので、誤訳・妙訳・異訳・珍訳はご勘弁。中には、自分でも意味が分からないものも含まれます。
Has'em over barrel疾走させるだけだ?
Ruined by show startスタートで崩れなければ
Nice drill form gateゲートのドリル(キック力か?)がいい
OK preps,Tyler up準備はオッケー。タイラー(騎手)がよくわかっている
Part of good teamいいチームの部分?
Cut out for speedスピードの制御ができない
Better see race first初戦(あるいはレース前は)より良く見える
Fair works for debutデビュー戦にふさわしい仕上がり?
Colt by Six Below子馬より劣る?
ぬぅ。ほとんど理解できない(笑)。ニュアンスぐらいは伝わるだろうか…。
最後に、Long shotとは大穴の意味。

この予想家の場合はLOAD MYSTERIOを挙げているわけだ。これで、新聞から読み取る事のできる情報はすべて。お分かりの通り、たいして予想の役には立たなかった。出走の少ない(あるいは無い)Maiden戦だからではない。その他の古馬のレースも同じ情報で紙面が作られている。50¢だからだろうか。
もちろんパドックもあるわけだが、まあ素人が見た所でたいした役には立たないだろう。僕は日本でもパドックを重視しない派だし。ぜひ、この情報で予想してみていただきたい。予想し終わったら、以下の白い部分を選択してみてください。1着El Banco-2着 Load Mysterio-3着Ata Bertrando。どうでしたか?ちなみに僕は駄目でした。的中率の悪さは、米国も同じだった。
次は、競馬場で拾った(!)DAILY RACING FORMをちょっくら検証。

米国本格派競馬新聞

拾ったと言うのが情けないが、文無しの僕に取っては貴重な資料。じっくりと検証していきたい。
本来ならば“PASADENA STAR-NEWS”と同じサンタアニタ競馬場の1レースをサンプルにしたいところなのだが、あいにく落ちていたの新聞からサンタアニタ競馬場の部分だけがごっそり抜けていた。開催競馬場のレースだから当たり前なのだが、惜しいことをした。ということで、Golden Gate Fields競馬場の馬柱を使うことにする。

まずは写真を見ていただきたい。大きくタイプされた「2」。これは言うまでもなく第2レースのこと。1 MILES(=約1,600m)、1:33:(多分レコード)がいわゆるレース概要。続くMd 12500というのは多分Maiden戦の何かということだと推測される(曖昧)。賞金は$9,500、未出走・未勝利戦、三歳が条件になる。「Weight,119 lbs」は不明。馬柱を見ると、全員L119以下の数値が表記されているので、それに関係すると思われる。そして最後に「Claming Price $12,500.」とあるが、これが日本や欧州にはない、アメリカならではの概念、「クレーミング競走」を意味するワードである。以下、クレーミング競走について、またまた「海外競馬完全読本」より解説文を抜粋する。
「アメリカ競馬を理解するうえで忘れてはならないのがクレーミング競走の存在。アメリカのレースの大半を占める(65%)この競走は、現役競走馬の売買を目的としたもので、セールとともに競走馬の流通の根幹となっている。日本ではなじみのないものだが、このレースが存在することにより、競走馬の流通がスムーズに行われていることは確か。馬主や生産者にとって、欲しいときに買え、売りたいときに売れるこのシステムはなくてはならないものといっていいだろう」
ということから推測されるに、多分このレースで見た馬が(欲しい!)と思った場合、買い手は$12,500でその馬が購入できるということだ(ろう)。ここら辺の事情に関してはあくまで憶測の域を出ないので膨らまさないでおく。
さて、いよいよ肝心の馬柱の解剖に入りたい。この日のGolden Gate Fields競馬場の2レースは、5頭立てである。取りあえず、1番の馬を見ていく。


(横長だったので、2段に区切りました。あしからず)
馬名はEmma's Prize(エマのご褒美?)。その下は、オーナー名、勝負服の紹介である。$12,500は先に紹介した売買価格であろう。GARCIA Mはジョッキー、その横の()内の数値は勝敗・勝率。横に目をやって、Dk.b or br g.3(Mar)は毛色と生年っぽい。Sireは父、Emma's Prizeの場合はTwin Spires(その父Storm Cat)である。$3,500はセールでの落札価格か。Damは不明、BrはBreeder(生産者)とTrはTrainer(調教師)と続く。次からは戦績の表示である。
6Apr06-8GG~は、2006年4月6日、GG(Golden Gate Fields競馬場)8レース、gdはgoodの略で馬場状態。1は1マイルのことだろう。23:2、48:00、1:14:1、1:41:2がそれぞれ2 Furlongs、4 Furlongs、6 Furlongs、フィニッシュタイム。MdがMaiden戦のランクづけ、47という数値はわからない。
続く数字はレースにおける位置取りだろう。つまり、解析した結果はこうだ。Emma's Prizeは06年の4月6日、Golden Gate Fields競馬場の8レース(ダート1マイル・良)にGarcia騎手で出走。1コーナーを3番手でまわり、2コーナーでは半馬身差で2番手、3コーナー~4コーナーにかけて半馬身差でトップに躍り出るも、5コーナーで再び半馬身差の2着にさがり、最後は2 3/4差で2着に敗れた。勝ち馬はMr.Priamだった。
この他にも無数の数値が並んでいるが、ほとんどわからない(汗)。だが、ここまでの分析でなんとか日本の競馬新聞と同等の情報を得る事ができたと思う。問題は、レ-ス間の短い時間の中でこれらの情報を予想に組み込めるかどうかなのであった。
最後に、米国の競馬新聞を読み解くにあたってきわめて重要な要素をご紹介したい。それは、アメリカの競馬ジャーナリスト、アンドリュー・ベイヤー氏が編み出した「ベイヤー指数」である。独自の理論でレースにおけるスピードを数値かしたもので、走破タイムが非常に予想に役立つアメリカでは重宝されているという。DAILY RACING FORM紙にはその指数が掲載されているという情報だったが、残念ながらどれがその指数か分からなかった(泪)…。誰か、俺に正しい競馬新聞の読み方を…w。
スポンサーサイト
// 01:38 // アメリカ競馬-Santa Anita // Trackback(0) // Comment(5)
 米国競馬、もう一つの顔。
2006.04.23(Sun)
アメリカは競馬大国である。歴史もあり、ブリーダーズカップには世界中のトップホースが集まるという権威もある。がしかし、大衆的な人気は日本の方が高い。再び、東邦出版刊行の海外競馬完全読本を引用すれば、アメリカにおける馬券の年間売り上げは約1兆8千億円で、日本の半分ほどである。アメリカ国民のエンタテインメントと言えば、やはり4大スポーツ、バスケットボール(NBA)、アメフト(NFL)、メジャーリーグ(MLB)、アイスホッケー(NHL)であり、競馬はおろかサッカーですらその一角を崩すにいたらない。かくいう僕も、今回アメリカ滞在中に可能ならばNBA観戦をしたいと考えている。

サンタアニタダービーの歓声はいずこへ?
こちらが本当の顔と言うべきか。2回目に行ったサンタアニタ競馬場は、この前のお祭り騒ぎとは打って変わって、のどかな田園風景が心地よい、のんびりした姿だった。
今日は4月20日の木曜日。平日である。
はじめて行ったサンタアニタ競馬場で、いきなりビッグレースのサンタアニタダービーに巡り会えたのはこのうえない幸運だった。ケンタッキーダービーを担う上で重要なプレップレースがあったことで、場内はまさに興奮の坩堝。普段競馬に来ないファミリーやカップルまで足を運び、ちょっとしたお祭りを思わせた。一方で、アメリカ競馬のリアルな風景を知るには至らなかった。そんな意味で、ビッグレースのない平日の競馬に行くのには心が躍った。馬券の検討もゆっくりできるだろうし、多少馬券購入に手こずっても誰にも迷惑にならない。(ダービーの日は、後ろに長い行列ができていたため、分からないまま適当に買うはめになった)勉強の意味でも意義があると思った。
再びダウンタウンからメトロバス79番に乗って約1時間。競馬場が近づくにつれて、競馬新聞をズボンの後ろポケットに突っ込み、メジャーリーグのキャップをかぶったオッサンが車内に増えてくる。真剣に新聞と首っ引きになり予想している姿は、府中競馬場に向かう南武線の情景と同じだ。それにこの日は、前回にもまして『生々しい競馬ファン』が多い気がする。僕は内心(やっぱり、この感じだよな)と思った。
公共の乗り物にしては運転の荒いバスに若干酔いながら、やっと競馬場に着いた。
12時30分。1レースの開始は13時からだった。
今回は、レープロ(2$)をやめて、新聞を買う事にした。入り口付近の売店をのぞき回り、どんな新聞があるのかを見てみる。一番ポピュラーなのは、DAILY RACING FORMという新聞だ。40ページほどあり、開催している全競馬場のレースの詳細なデータが記載されている。これは寺山修司の「馬敗れて草原あり」の“戦いを記述する試み”の章を読んで知っていた。約5$。これにしようかと迷ったが、いかんせん資金がない。なるべくなら馬券に回したいと考えた僕は、サンタアニタ競馬の馬柱とちょっとした予想が載っている“PASADENA STAR-NEWS”という50¢の新聞を買った。(※競馬新聞についての細かい話は、別項にて)
入場ゲートを入ってすぐに分かった事だが、とにかく人が少なかった。何度も言うが、サンタアニタダービーの日は日本ダービーと同じ位の混みようだった。ところがこの日は(本当に開催しているのか?)と思ったほどに閑散としていた。

パドック横の座席。誰も座っていない。


ファンに気軽にサインする騎手。これは普通に競馬場内の道端。日本ではありえない?


前回ホットドックを買った売店。今日はClose。ユウががっかりしていた。

ビシッと決めた紳士淑女の姿も見えなければ、微笑ましいファミリーの姿もない。目に飛び込んでくるのは、くわえタバコで穴場のVTRに叫んでいるオッサンばかり。
このヒリヒリするような鉄火場の雰囲気を懐かしみつつ、僕もタバコに火をつけてレースの検討をはじめた。
入場ゲートから穴場を抜けてスタンドに出ると、僕は再び驚いた。人が少ないな、とは思っていたが、穴場にはそれなりに競馬親父たちの姿があった。しかし、スタンド側には、レース前ということを差し引いても人気がなかった。

これは14時くらいの写真。1レース時は本当に人がいなかった。休みかと思った。

それほど広くないスタンド席に、数えるほどしか人の姿がないのだ。言うなれば、中山開催時の府中競馬場(場外)で、大雨で朝一から行ったときのスタンドだ(余計にわかりづらいか…)ダービーの日の歓声が嘘のようだった。寂しさすら漂っている。一般競馬への人々の感心のなさを痛感するとともに、アメリカ人にとってダービー、特にケンタッキーダービーがいかに「騒ぐ口実」であるかを知った。
僕たちは、5月4日よりケンタッキー州ルイビルに入る。当初は5月1日からの予定だったが、宿が高くて予算オーバーの可能性があった。そこで航空会社に連絡し、飛行機の変更を申し入れた。ちなみに、5月5日から7日にかけての一泊料金は脅威の300$! 決して高級ホテルを取ったわけではない。他のホテルも軒並み250~400$の値をつけていて、それでもどこも満室状態。米国のみならず、世界中からこの期間にルイビルに人が集まる証拠である。加えて、ダービーが行われるチャーチルダウンズ競馬場の一般入場料も40$と跳ね上がる。40$払って競馬場に入っても、内馬場にしか入れず、レースが見られないという(だから僕も生のダービ−は見られない)。馬鹿馬鹿しくもなるが、まあ今回はケンタッキーダービーの現場にいるということ、そしてその空気を感じることが目的なので良しとしよう。いずれは、眺め抜群のプレミアムシートで大名観戦したいなぁ。

殿堂入りした人たちの銅像(だと思う)。記念に1枚。


立ち止まって新聞に食い入る裏町紳士。この後、5分ほど動かなかった。


パドックに向かう馬。望遠レンズなし、ほんの1メートル先を通った。頑張れば触れそう(駄目だろうけど)

穴党泣かせ?の米国競馬
僕は自他ともに認める穴党である。3連単が登場してからというもの、100円で帯封を夢見て、こすい馬券をセコセコと買っているわけだ。だからだろうが、どうしても安い配当にでかく賭けるということができない。根が小心なのだ。当然、アメリカで買う馬券も1$、2$の小額勝負になる(資金がないこともあるが)。
以前、アメリカの馬券について紹介したが、日本にない馬券としては複数レースにまたがった勝ち馬を当てる馬券がある。それがPick3、Pick4、Pick6である。難易度が高くなるので、当然配当も跳ね上がる。しかも、当選者がいなければ賞金がプールされるため、その額は宝くじなみである。ちなみに、この日、6レースの勝ち馬を当てるPick6の配当額は$600,000!!! Oh,my god!
僕はてっきり、アメリカ競馬は荒れやすいと勘違いしてしまったのである。これが破滅への序曲であった。
1レース。圧倒的1番人気のElBancoが優勝。2着に3番人気のLord Mysterio、3着に3番人気のAta Bertrandoが入り、この上ない堅い決着。馬券は1、2、4着(この馬が人気薄だった)で撃沈。
2レース。おなじみナカタニ騎手のFire Woodから勝負するも2着。勝ったのはまたもや1番人気のBrecon Beacon。
3レース。新聞の予想屋がLong Shot(大穴)として挙げていたLOTSA LEMONSと2番人気のLady Kamalaの馬単裏表で勝負。Lady Kamalaの方は最後まで勝ち負けに絡んでくれたが、相手がLOTSA LEMONSでなく爆死。またもや勝ったのは1番人気のFletchers Cove。はぁ~。当たるわけがない!! 参考までに、1~3レースの勝ち馬を当てるPick3の配当は、確か22倍程度。リスクの割に、リターンが少ない!早くも資金がそこをつきそうだった。落ち込んでいると、頭をキレイにそり上げた、メキシカン風の兄ちゃんが近づいて来た。(またタバコをせがまれるのかなぁ)と思っていると、「~~~~Get?」多分、「今の馬券は取れたかい?」的なことを聞かれた。僕は手をふり、「No~~」と答えた。するとその兄ちゃん、自分は取ったよと言って複数枚の馬券を見せてくれた。勝ち馬と2着馬の単復を$50ずつ。馬単を$30。3連単も同等額。当てた事にも驚いたが、その掛け金にも驚いた。僕が持っていた資金よりも馬券1点分の掛け金の方が多いのだから。羨ましさと情けなさで、「Oh~~Great!Congratulation!」と手を叩いた。兄ちゃんはニコニコ顔で、「~~~~I go home」(これで、もう家へ帰るよ)と言い残し、去っていった。恐るべし、アメリカ競馬。結局、4レースをやったところで資金切れ(悩んだあげくに切った馬が最後豪快に差しきって、馬券はパア)。また1時間のバスに揺られて、暮れ行くダウンタウンへと向かったのであった。
取りあえず、レース中の写真をちょこっとアップして締めくくります。

内馬場にある噴水。ちょうど馬群が通ったところを激写。美しいコントラストだ。


4レースのゴール前。大外の馬がもの凄い脚で追い込んできた。根岸Sのブロードアピール並み!!

[結論]アメリカ競馬は、低資金では夢は買えない。
// 01:30 // アメリカ競馬-Santa Anita // Trackback(0) // Comment(0)
 Los Angelesの憂鬱
2006.04.19(Wed)
「はぁ…競馬がしたいです」

ブログやネットニュースを通じて、桜花賞、皐月賞、中山グランドジャンプのドラマと盛り上がりを知る。安勝の悲願、古豪・石橋の初夢、11歳馬カラジの快挙…。もし日本にいて、自分の目で見ていたら、何を感じただろう。
意気揚々とアメリカに来たわけだが、まだ競馬は一度しか行けていない。言い訳がましく言えば、日々の生活で追われるところが多くそうそう競馬に使う金と時間が捻出できないこと。もう一つは、移動の手段が大変だということ。車社会のアメリカ。競馬場へのアクセス方法も、紹介されているのはもっぱら車での手段。足がない僕らは、まず電車やバスでの行き方を調べねばならない。分からないところに行って、帰られなくなったら、本当に命取りですからね。
しかし、4/25から泊まる予定の超激安ホステルは、なんと歩いてハリウッドパーク競馬場に行けるGoodな立地条件!ハリウッドパークと言えば、昨年シーザリオがオークスを制したあの競馬場である。宿代を極力抑えられるので、その分、溜りに溜まった競馬欲を発散させたいと思う。
// 11:20 // アメリカ競馬-Santa Anita // Trackback(0) // Comment(4)
 ケンタッキーダービーを推理する
2006.04.16(Sun)
サンタアニタダービーを見た!
入り口で買ったレーシングプログラムの、第6レース、Santa Anita Derby(Grade 1)のページを開くと、見知った名前に出くわした。

A.P. Warrior號に騎乗するコーリー・ナカタニだ。ナカタニといえば、日本でお馴染みの日系ブラジル人ジョッキー。2002年の中山JCにおいて、ゴール前のデットーリ(世界No.1ジョッキー)との壮絶な叩き合いが印象的であった(結果は惜しくも破れた)。

反則ギリギリ(JC時の罰金はあったか?)の騎乗だったが、彼の勝負にかける意地を見た。(こんなところで会ったのも何か縁。彼の馬から勝負してみよう)
そう思った僕は、彼の乗るA.P. Warriorを本線に据えることにした。オッズを見ると、どうやら三番人気である。ちなみに、出馬表の右端にOddsが表記されているわけだが、意味がわからない。A.P. Warriorの7/2というのは、一体単勝でいくらなのか?海外競馬関係の記述を読んでいると、これはいわゆる「7対2」ということらしいが、何と対して7対2なのだろうか。多分、初歩的なことなのだろうからこれから勉強してみる。
読めない英語を無理くりに読み進めていくと、Post No.2のBrother Derekは連勝してきている馬である。ホームのカリフォルニア産で、父はBenchmark、母はMiss Soft Sell。脚質は逃げ。1番人気だった。
(よし。対抗はこの馬だ)
正面の大ターフビジョンにBrother Derekの姿が映し出された。勝負服を見て、ギョッとした。

やや光沢のあるエメラルドグリーンの地に、なにやら虹色の図柄が見える。レープロを拡大して紹介しよう。

なんと孔雀を施してあったのだ。馬主名見ると「Cecil N. Peacock」。意外にストレートだった。この人物が一体何者なのかはわからないが、色、模様が制限されている日本ではお目にかかれない奇抜な勝負服に、自由の国アメリカを見た(大げさか?)
-------By the way, Derekって誰なんだい? 

100点快逃!Brother Derek
ゲートが開いた瞬間、会場中がドッと湧いた。Sacret Light(聖なる光)が躓き、鼻面を地面にこすりつけたのだ(つけそうになった?)

穴馬にこの馬を買っていた僕は、天を仰いだ。先行有利なアメリカ競馬。ただでさえBrother Derekという一番人気の逃げ馬が出て来ているのに、このアクシデントは致命的だった。おまけに、馬が暴走して、オーバーペースで先行集団に取り付いていったしまった。絶望的だった。
レースは、予想通りにBrother Derekの軽快な逃げで進んだ。終始セーフティなリードを保ったまま、最終コーナーへ。我が本命のA.P. Warriorと2番人気のPoint Determinedが番手を追走。以下は、やや離れていた。A.P. Warriorナカタニの手綱が激しくアクションする。すると、並んで観戦していた米国紳士が、
「Come On!!!ナカタニィィィィ!!!!」
と、こちらも激しいアクションまじりで絶叫する。
(おお、日本と同じだ)
感心しているのもつかの間、Brother Derecが2着馬に3 1/4馬身の差をつけて悠々と逃げ切り。連勝を4間で伸ばした。本命のA.P. Warriorは、最後の最後でPoint Determinedとの戦いに破れて3着だった。
それにして、圧倒的な逃げだった。鞍上のAlex Solisはゴール手前からガッツポーズを出す余裕。このメンツでは、役者が一枚違った感じだった。ダービーが楽しみだ。
後日、とあるホームページを繰っていると、思わぬ情報を目にした。それは、ケンタッキーダービーの前売り人気で、Brother Derekが一番人気になったというのである。サンタアニタで見た馬が、もしかしたらケンタッキーダービー馬になる幸運。なかなかあるものではない。本当のラッキーは、サンタアニタダービーを観戦できたことよりも、その先にあるかもしれない。



別路線組の動向
サンタアニタ競馬場があるアメリカ西海岸は、とりあえずBrother Derekが大将格である。では、その他の地区はどうなのか?他の請け合いだが、ざっくりとさらってみたい。
まず、ケンタッキーダービーに向かうルートは大きく分けて三つある。ニューヨーク、ケンタッキー、フロリダを中心とした東地区。ルイジアナ、アーカンソーを主戦とする中南部地区。そして、今僕がいるカリフォルニアをベースにした西地区である。日本でいえば、美浦、栗東のようなものだろうか。
西地区の代表は、先に記した通りにBrother Derekである。
東地区に目を向けると、ステップレースとなっているのは、ウッドメモリアルS、フロリダダービー、ブルーグラスSの3つ。ウッドメモリアルSの勝ち馬は、泥んこの馬場をしぶとく制したBob And John。父はシーキングザゴールド。ただ、この馬はカリフォルニアの馬である。



フロリダダービーは、ここを制して5戦5勝となったBarbaro。父はDynaformer。同名の馬が日本で走っているが、多分関係ない。



ブルーグラスSは、本日行われたわけだが、勝ったのはこれまた西からの遠征馬、Sinister Minister。父はストームブート。東部の筆頭格が出走してきたわけだが、なんと12馬身超の大差でぶっちぎったらしい。どうやら、アメリカでも西高東低の空模様。日本と同じである。



さて、中南部地区を見てみる。重要ステップとなっているのは、アーカンソーダービー。本命は、5連勝中のLawyer Ron。あっさりとここもクリアして6連勝となった。文句なしで中南部代表決定。

ただ、ここで断っておきたいのは、地区のステップを勝った馬がそのまま地区代表という表現でいいのかどうかは疑問。東地区のレースに西の馬が出て勝った場合、その馬は果たして東の代表か?西の代表か?現地でのジャッジにまかせるしかないのである。ここでは取りあえず、地区別のレースを勝った馬を地区代表と位置づけている。

あと、これは埒外からの刺客とでも言えばいいのだろうか?
ドバイの王様が放つ未知なる怪物、Discreet Cat。

先のドバイワールドカップデイでは、UAEダービーに出走。日本の期待を背負ったフラムドパシオンを胃潰瘍にさせるほどの圧勝劇で、薔薇の道への通行手形を手に入れた。力関係が見えない分、本番でどんなレースを見せるのか注目。
以上が、僕が調べうる情報を駆使してまとめあげた2006年ケンタッキー相関図である。穴ぼこだらけの知識で書いたので、知っている人が読むと「?」な部分が多いとは思われかもしれない。しかし、あくまで自分の中での整理のつもりでまとめたので良しとしよう(笑)。もし、これについてご意見・ご指摘などありましたらなんなりと。

追記
ここには登場していないが、僕がケンタッキーダービーで面白いと思うのは、ウッドメモリアルSで2着したJazilという馬。ダービー公式サイトで見たレース映像で、最後猛烈な勢いで突っ込んで来た脚が魅力的だった。勢い的には、もう少し距離があれば勝ったBob and Johnも差しきったのでは?と思わせる。当日の馬場によるのだろうが、ぜひとも厚めに買ってみたい馬である。名前もいいしね。


(東邦出版・海外競馬完全読本参考)
(写真:一部ケンタッキーダービー公式サイトより拝借)
// 14:00 // アメリカ競馬-Santa Anita // Trackback(0) // Comment(7)
 サンタアニタ写真館
2006.04.11(Tue)

日本と同じく、ゲートは移動式。Santa Anitaの文字の汚れ具合もいい感じ。


これがターフビジョン。オッズやらタイムやらが掲示されるがほとんど解読できず(涙)


サンタアニタダービー記念で無料Tシャツを配布中。山のように積まれたTシャツが・・・。


着るとこんな感じ。両面プリントでGOOD。競馬の時はこれを着て(笑)


場内にはダービーTシャツ着用の人多し。こんな赤ちゃんまで決めていた!


いまにも走り出しそうな芦毛馬Ace High Hand。Mr.Sekiguchiの前に敗れる・・・。


あまりの芳醇なにほいに誘われて思わず購入。本場のHotdogはやはり旨い!


●馬券について

まずは種類から。
Win単勝
Place2連勝複式(馬連)
Show3連勝複式(ワイド)
Exacta馬単
Trifecta3連単
Superfecta4連単
Rolling Double連続したレースの重賞
Pick3指定された3レースの3重賞
Pick4指定された4レースの4重賞
Pick6指定された6レースの6重賞
Parleyころがし馬券


この日、僕が買ったのはわずか2種類だけ。WinとTrifecta。かろうじて馬券の種類がわかったのがこの二つだけだったからであ(泪)日本でも当たらない三連単なぞ、こっちで買ってあたるわけがなかろうに、馬連がどれか理解できず。。Pick~はなんとかわかったものの、舞い上がっている上に、馬券購入時の焦りでひっちゃかめっちゃか。結局を手を出さなんだ。ちなみに、レープロを見る限りでは、Pick6は配当がプールされまくっていたらしく、$1,000,000也。まさにアメリカンドリーム。
さて、競馬場に来てまるっきる浮かれていた僕。意気揚々と馬券を買おうと穴場へ来たはいいものの、当然英語はチンプンカンプン。日本人を探して聞こうにも人が多すぎてできず。某ホームページ(紹介したいのですが、すでにアクセスできなくなっていまして・・)でかすかに得た知識を元に、とある券売機の前に。バウチャーと呼ばれる、現金保証書を買うためである。まずは現金をこのバウチャーに変えて、馬券を買う(と書いてあったような)。取りあえず5$分のバウチャーをゲット。

これをこんどはタッチパネル式の馬券発券機に突っ込んで、ナビゲートに従って馬券を買う。これが買った馬券の一例である。

薄っぺらいレシートみたいで、いまいち実感がない。ちなみに、一番手前に見える馬券は、サンタアニタ競馬場5レースのTrifectga(三連単)、1→3→5の順で1$買った馬券である。
日本ではマークシートに記入して、金とともに券売機に入れると馬券が出てくる仕組み。むろん、こちらにもマークシートは存在する。一度も使っていないが、一応持って来た。

マークシートの方が早くて正確だとは思うが、タッチパネル式のところにも多くの人が並んでいた。次はマークシートに挑戦したい。
さて、問題の配当金の払い戻し方法である。先にも登場した某ホームページによると、プリペイドカードに配当金がプールされるか、バウチャー機に入れると払い戻されるとある。僕は、Mr.Sekiguchiの単勝分をバウチャー機に入れたが、配当金である3.8$分のバウチャーがまた出て来た(汗)わからないことが多くて困る。
この日は大急ぎですべてが展開したため、わずか3レース分しかできず、20$弱しか買っていないので、馬券のスリル的なものはそれほど味わえなかった。せっかく日本にはない馬券、それもまさに夢のような配当にありつける爆弾馬券が存在するのだから、次こそはそれらの馬券に手を出したいと思う。

PS
僕がサンタアニタ競馬場に行った4月8日は当場の他にも複数の競馬場で開催されていた。当然その馬券も買うことができ、その模様は場内の至るところのビジョンで放映されていた。どこかのどかな場外の雰囲気とは裏腹に、小さなビジョンで別場のレースを買っている人たちには鬼気迫るものがあった。それは、幾度となく目の当たりにして来た、東京競馬場のそれと似た匂いを持っていたのである。
// 23:22 // アメリカ競馬-Santa Anita // Trackback(0) // Comment(12)
 サンタアニタダービー、その前に
2006.04.11(Tue)
この日がサンタアニタダービーということで1人興奮していた僕だが、レーシングプログラムの別ページを見て、再びハッピー、というかちょっとしたラッキーに出くわした。メインレース前の未勝利戦に、知った名があったのである。それが、Mr.Sekiguchi。

そう、最近マスコミにも出まくっている名物オーナー、関口房朗氏が米国の競り市で8億円をはたいて手に入れたセレブホースである(この馬について、昔勝手な記事を書いたことがあるので、よろしければ参照されたし)。
偶然、競馬場にやってきた日が町中あげての大レースであり、また何かと話題豊富で日本にゆかりのある馬が出るとは、何たる幸運を引き当てたものか、と自分の天運に驚いた(笑)
さて、そのMr.Sekiguchi。見るとどうやら1番人気である。期待されたデビュー戦は、同じ厩舎の馬に足下をすくわれて破れたが、負けてなお強しの内容(見ていないから全くの想像である)。それを買われての人気であろう(推測)。記念と言えばこれほどの記念もないだろう。応援の意味も込めて、Mr.Sekiguchiの単勝馬券を買った。
妙な親近感と懐かしさ(はじめて見る馬だが)を覚えつつ、レースを見守った。

実況のアナウンスが言いづらそうに「ミスタ~スェキグゥチィ~」と叫ぶ。そういえば、フサイチペガサスがケンタッキーダービーを勝った時の実況も「フゥサウィチ~ペガサス」と妙なイントネーションになっていた記憶がある。一瞬、ふざけているような気すらする。外国には発音の難しい馬がいるが、この逆輸入とも言うべきパターンもまた、発音の壁があるのだろう。
馬の発音について話が盛り上がった?ところで余談を一つ。第一回ジャパンカップに米国から一頭の有力馬が参戦した。日本語表記では「ザベリワン」。聞き慣れない単語で意味もわかりづらいが、正確にアルファベット表記にすると「The Very One」。無理矢理日本語読みした所に、はじめての国際競馬に四苦八苦する当時の関係者の苦労が伺えるエピソードである。
さて、話は戻ってMr.Sekiguchiだが、周囲と、そして僕の期待に答えて優勝した。途中、手綱が動きっぱなしで心配したが、直線はしぶとく内から伸びて2着以下退けた。米国での初的中。わずか3.8$だが、やはり的中は嬉しいもの。なにより、将来大仕事をやってのけるかもしれない馬の初勝利に立ち会えたのはよき思い出になるであろう。口取りに関口オーナ-の姿はなかったのが残念だった。


場内中の熱気と歓声が、低い重低音になって僕の下っ腹を突き上げる。いよいよサンタアニタダービーの出走が近づいてきた。

PS
すべては勉強不足が招いた事態なのだが、馬券の払い戻し方法がわからなかった。もはや勉強以前のレベルだが、香港に行った時は一枚も当たらなかったので、外国での払い戻し経験はゼロだった。やむなく、的中馬券でそのまま次の馬券が買えたため、、まるまるプールしてしまった。つまり、現金は受け取る事ができなかったのである。
// 15:14 // アメリカ競馬-Santa Anita // Trackback(0) // Comment(4)
| ホーム | 次のページ>>
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。