ダービー終わりの熱気も冷めやらぬ中、来週からは新馬戦がはじまる。
22-23シーズンも例年通り、褒められた結果ではなかった。勝ち上がれたのはダルエスサラームとテンカノギジン、ホロニックパスの3頭のみ。グランドジョラスに関してはデビューすらしていない。まあこの馬に関しては今から菊花賞を目指して欲しい。無理か?
一応、6,536ポイントで42,612位。まあ散々な結果であった。23-24シーズンも頑張りたい。
それでは今年の指名馬、行ってみよう。
【牡馬】マイキーマックイン父オルフェーヴル
母セレナズヴォイス
母父Honor Code
ドバイWCを勝ったウシュバテソーロやBCディスタフを勝ったマルシュロレーヌなど、ダートでの活躍が目立つオルフェーヴル産駒。が、自身の成績を考えれば、まだまだ産駒の活躍は足りない。選んだ理由は母父Honor Code。この母父を持つ馬はこの一頭しかいない。Honor Codeもエグイ切れ味を持った馬だっただけに、オルフェとの融合で末脚倍々を期する。
スカイサーベイ父キタサンブラック
母ヴァルジニア
母父Galileo
恐らく、想像以上の活躍を見せているキタサンブラック産駒。二世代で二頭のGI馬を出し、そのうち一頭は現役世界王者イクイノックス。ソールオリエンスも世代の頂点まであと一歩だった。この二頭の共通点、兄が重賞ウィナーであること。そして今年の二歳で探した結果、当馬がいた。兄はヴィクティファルス。そして兄を超える。
エッジオブジアース父ロジャーバローズ
母プレザントケイプ
母父Cape Cross
新種牡馬ロジャーバローズ産駒。12番人気でダービーを勝った稀有な馬だが、底を見せぬまま引退してしまった。ちょうど競馬から離れていた時期の馬なのであまり知らないが、この馬もまたダービー馬の父になりえる資格はある。戦績同様、意外性のある種牡馬になるんじゃないかなぁ、と。ディープインパクト系だし。あと名前が格好いい。
グリーズマン父モーリス
母スピークソフトリー
母父アルカセット
上の2頭はゴドルフィン生産だったが、どうやらノーザンファームがスピークソフトリーを購入したのか当馬から生産が変わっている。と同時に繁殖相手もTeofiloやDawn Approachら海外馬からモーリスに。お世辞にも成功したとは言えないアルカセット産駒にあって4勝しているのは相当優秀。一発あっても不思議ではないと思っている。
ベレッタ父レイデオロ
母ガールズバンド
母父ディープインパクト
こちらも新種牡馬にしてダービー馬でもあるレイデオロ産駒。同産駒の強味、それは母父ディープインパクトの繁殖と交配した際に発生するウインドインハーヘアの4×3、奇跡の血量である。あとこの馬はセレクトセールにて6,600万円で落札されているのだが、活躍馬の多くは6,000~7,000万くらいが多い(自分調)。狙うはやはりダービーである。
パカーラン父イスラボニータ
母Zipessa
母父City Zip
現代競馬を語る上で欠かせない金子オーナー。何だかんだ言って、今年もダービーに2頭の所有馬を送り出した。キングカメハメハ、ディープインパクト、マカヒキ、ワグネリアンで四度もダービーを勝ち、流石にもう無いだろうと思い、あまりPOGでは指名してこなかったが、今期はちょっと選んでみた。種牡馬として崖っぷちとも言えるイスラボニータだが、当オーナーのお眼鏡にかなったのなら、あるいは……。
コスモジンバック父Good Magic
母ディスポーザブルプレジャー
母父Giacomo
今年のケンタッキーダービーを制したMageを輩出したGood Magic産駒。3歳馬にはいないので、実質2歳馬が日本で初めて走る。が、それよりも心奪われたのは母父のGiacomo。僕が観に行ったケンタッキーダービーの前年のダービーを、14番人気で制した怪馬。同馬の日本で走った産駒は過去に一頭しかおらず、母父としてもこの一頭しかいない。ダートっぽいが、芝で走ったりしたら……。夢しかない。
【牝馬】セルース父キズナ
母ザズー
母父Tapit
今期一番稼いでくれたダルエスサラームの妹。過去、自分が指名した馬の下が活躍するという謎の先物買い現象が頻発したのだが、今回もそれに倣ってみた。父がダイワメジャーからキズナに変わって、どうでるか。白毛はいるが芦毛の活躍馬は最近パッと浮かば無し。クロノジェネシスを超えるような芦毛の牝馬になって欲しい。
テリオスルル父アルアイン
母ギエム
母父Medaglia d'Oro
ショウナンバシットの妹で、父が新種牡馬アルアイン。セレクトセールにて2億8,600万円で落札された兄に対して、同馬は2,420万円と1/10以下の価格。牡牝の違いこそあれ、いくら何でも安すぎやしないか? 言うてアルアインはシャフリヤールの全兄。飽和気味のディープ系種牡馬にあって地味な印象は否めないが、案外こうした種牡馬から鬼っ子が出てきたりするんじゃないか、と思う。
ツキヨノウサギ父サトノクラウン
母ルナティアーラ
母父ディープインパクト
まさか初年度からダービー馬を輩出してしまったサトノクラウン。ダービー種牡馬に関するあらゆるセオリーを無視してしまったので、これからの種牡馬戦争は混迷を極めるかもしれない。そしてダービー馬こそ出したが、どちらかと言えば牝馬の方が走っている印象なので、牝馬を選んでみた。あと名前が可愛らしいので。実況でも盛り上がりそう。
一応、自己のルールとして同じ馬主、同じ種牡馬は選ばないようにしている。時流に逆らうように個人馬主多めで、相も変わらず夢を見ている。さて、どうなることやら。